来年のパリオリンピック・パラリンピックの組織委員会は23日、オリンピックの聖火リレーのルートを発表し、世界遺産のベルサイユ宮殿やモンサンミシェルなどの観光名所を巡る概要が明らかになりました。
パリ大会の組織委員会によりますと、オリンピックの聖火リレーは、来年4月16日にギリシャのオリンピアで採火されたあと、巨大な帆船による海路で5月8日にフランスのマルセイユに運ばれ、400を超える市町村を巡りながら、およそ1万人の聖火ランナーが7月26日の開会式までつなぐ計画です。
ルートには、フランスを代表する観光名所が盛り込まれ、世界遺産のベルサイユ宮殿やモンサンミシェル、それにアルプス最高峰のモンブランの渓谷などを経由しながら、開会式が行われるセーヌ川へと運ばれます。
また、サーフィンの会場となるタヒチなど海外領土も周ります。
パリ大会の組織委員会のトニー・エスタンゲ会長は「世界遺産や自然などを含むフランスの宝をふんだんに詰め込んだルートをお披露目できたことを誇りに思う。この冒険の旅がフランス全土にスポーツの活気をもたらすだろう」とコメントしています。
パリオリンピックは、来年7月24日に競技が始まり、26日に開会式、8月11日に閉会式が行われます。
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