中東のサウジアラビアでは、イスラム教徒がメッカにある聖地を一斉に訪れる大巡礼「ハッジ」が最高潮を迎えました。
ことしは、サウジアラビアとイランが7年ぶりに外交関係を正常化させたことを受け、イランが支援するイエメンの反政府勢力の拠点からも巡礼者のためのフライトが再開されました。
「ハッジ」は、世界中のイスラム教徒がサウジアラビア西部、メッカにある聖地を訪れる年に1度の大巡礼で、ことしは200万人以上の参加が見込まれています。
27日は、預言者ムハンマドが最後に説法をしたとされる山があるアラファトの地に、巡礼者が集まって祈りをささげる最も重要な日で「ハッジ」は最高潮を迎えました。
これに先立って、サウジアラビアが7年ぶりにイランとの外交関係を正常化させたことを受け、ことしはイランが支援するイエメンの反政府勢力フーシ派の拠点である首都サヌアからも、巡礼者のためのフライトが17日から再開されました。
サヌアの国際空港では、サウジアラビアが2015年にイエメンに軍事介入して以来となる巡礼者の第1陣が出発し、白い衣装を身にまとった数十人が家族に見送られて聖地へと向かっていました。
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