ロシアの独立系メディア「メドゥーザ」は26日、武装反乱するとした民間軍事会社ワグネルの代表プリゴジン氏に対してプーチン政権がどう対応したか伝えました。
「メドゥーザ」が、ロシア大統領府に近い情報筋の話として伝えたところによりますと、プリゴジン氏とロシアの当局者との間で交渉が始まったのは、プリゴジン氏が「正義の行進」を始めると表明した23日の夜だとしています。
プリゴジン氏の要求は、ショイグ国防相の解任や、ワグネルの存続、追加の資金供与だったということで、プーチン大統領にも連絡を試みたものの、大統領は応じなかったとしています。
プーチン政権からは、大統領府のワイノ長官など複数の幹部が交渉を行いましたが、プリゴジン氏は最高位の人物との接触にこだわり、結局、ベラルーシのルカシェンコ大統領が関わることになったと伝えています。
プリゴジン氏は最終的には部隊を引き返させましたが、「メドゥーザ」は、情報筋の話としてワグネルの部隊にロシア軍の兵士が加勢する動きも見られないなか、「プリゴジン氏は、自分が『やり過ぎた』ことを察したのではないか」という見方を伝えています。
コメントを残す